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= 石干干craftの鉢の特徴とこだわり =

《炭化焼成による利点》

  • 炭素被膜による殺菌、虫除け、遠赤外線効果を狙う。
  • 無施釉、数種類の土の配合により、多孔質と透水性を持たせている。
  • 多孔質の良さとしては、水やりによる気化熱により鉢の温度上昇を押さえ、根の過剰な蒸れに効果を出す。

欠点としては、冬場の水やりをする場合、鉢自体を温めることを考え、外部温度に影響され冷却されることも考えなくてはならない。

 

《植物の水やりにおける目視確認の容易さ》

濡れた時、模様の色合いの変化で水分量がわかる。

  • 保水している場合…濃い深い色味
  • 保水していない場合…購入時状態。

《植物の水やりにおける触診確認の容易さ》

手で鉢を触れた時

  • 冷たく感じる時…土、鉢自体が保水している為必要ない。
  • 常温と同じ時… 鉢も土も乾いている。水やり必要。

《根張り詰まりの具合、土の配合目安になる》

鉢の保水時の濃淡により、

上から乾いているか、

下から乾いているかの目視確認ができる。

 

《さくしゃのたわごと》

『鉢の中で自然の中にいるような環境をつくりだしたい。』

生活雑器、茶器、花器、オーナメントを作っていた私が植木鉢の依頼を受けて以来早2年になる。

自身が植物を育てる素人であったこともあり、

いろいろな方の意見を聞き、土が大事、温度が大事、水やりが大事、風が大事。。

サボテンの本を読み漁ってみて、

水やりは鉢の重さで判断する…など、

初心者にはなんとも難解な不確かな表現しかなかった。

1000円程のホームセンターのサボテンから始まり、サボテンにかける値段とは裏腹に、調子を崩していく植物を見る日々。

釉薬をかけた鉢、食器と同じ温度で焼いた鉢では、無理矢理引き抜かれ海を渡ってきた植物たちが無惨になっていく。。

自分の理想とは違う。

『鉢の中で自然の中にいるような環境をつくりだしたい。』

粘土の配合、表現したいテクスチャ、焼成温度の管理、今まで培ってきたものを全てブラッシュアップ。

ようやく見えてきた今の作品は、

自分の生育環境下では著しい成長。健康的な差が現れ正しい良い方向を向いていることがわかった。

現在私の鉢を取り扱っているお店様には自信を持って出荷し取り扱っていただいています。

これに満足せず、より自分の表現したい作品、

植物への優しさになるような

【アイ】を探し求め試行錯誤中です。

 

2024.9.1   けんいち

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